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内定保留の方法と期限|複数内定を比較するための時間の作り方

その他2026-05-13
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複数の企業から内定をもらった場合や、まだ選考中の企業がある場合、内定の返事をすぐに出せないことがあります。結論として、内定保留は1〜2週間程度であれば多くの企業が応じてくれるため、正直に事情を伝えて検討期間をもらうのが正しい対処法です。ここでは、内定保留の伝え方から保留中にやるべきこと、延長交渉の方法まで具体的に解説します。

内定保留の期間の目安

一般的には1〜2週間が許容範囲

内定保留の期間は企業によって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。

  • 1週間以内:ほとんどの企業が快く応じてくれる
  • 2週間程度:理由を丁寧に伝えれば応じてもらえることが多い
  • 3週間以上:企業側の負担が大きくなるため、難しくなる場合がある
  • 1ヶ月以上:基本的に受け入れてもらえないケースが多い

企業は内定を出した後、入社準備や他の候補者への連絡など、様々な業務が発生します。そのため保留期間が長くなるほど、企業への負担が増えることを理解しておきましょう。

企業から指定される場合もある

内定通知の際に「○月○日までにご返答ください」と回答期限を指定される場合もあります。この場合は、その期限を基準に保留の交渉を行いましょう。

内定保留の伝え方

電話での伝え方(スクリプト例文)

内定保留は、まず電話で伝えるのがマナーです。以下のスクリプトを参考にしてください。

「お忙しいところ恐れ入ります。先日内定のご連絡をいただきました、○○大学の○○と申します。人事部の○○様はいらっしゃいますでしょうか。」

(担当者につながったら)

「先日は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。御社には大変魅力を感じており、入社を前向きに考えております。しかしながら、現在他社の選考も進んでおり、悔いのない決断をするために、もう少しお時間をいただけないかと思いご連絡いたしました。大変恐縮ですが、○月○日まで回答をお待ちいただくことは可能でしょうか。」

(理由を聞かれた場合)

「現在、他に1社選考が進んでおり、その結果を踏まえて最終的な判断をしたいと考えております。御社を第一志望群として考えておりますので、しっかりと納得した上でお返事をさせていただきたいと思っております。」

(了承された場合)

「ご配慮いただき、誠にありがとうございます。○月○日までには必ずご連絡いたします。お手数をおかけして申し訳ございませんが、何卒よろしくお願いいたします。」

メールでのフォロー例文

電話で保留を了承してもらった後、改めてメールでも連絡しましょう。

件名:内定回答期限のご相談について(○○大学 ○○)

○○株式会社
人事部 ○○様

お世話になっております。
○○大学○○学部の○○と申します。

先ほどはお電話にて丁寧にご対応いただき、
誠にありがとうございました。

改めてメールでもご連絡させていただきます。
この度は内定のご連絡をいただき、大変光栄に存じます。

先ほどお電話でご相談させていただきました通り、
回答を○月○日までお待ちいただけるとのこと、
ご配慮に心より感謝申し上げます。

期日までに必ずご連絡いたしますので、
何卒よろしくお願い申し上げます。

○○大学○○学部○○学科
○○ ○○(氏名)
電話番号:090-XXXX-XXXX
メールアドレス:xxxxx@xxxxx.ac.jp

保留中にやるべきこと

比較表を作って客観的に判断する

保留期間を有効に使うために、内定先を比較する表を作りましょう。以下の項目で各企業を5段階で評価すると、客観的な判断がしやすくなります。

  • 仕事内容(やりたいことに合っているか)
  • 企業理念・社風(自分の価値観と合うか)
  • 給与・待遇(初任給、昇給制度、ボーナス)
  • 勤務地・転勤の有無
  • 福利厚生(住宅手当、研修制度など)
  • 成長環境(教育制度、キャリアパス)
  • ワークライフバランス(残業時間、有給取得率)
  • 将来性(業界の成長性、企業の安定性)

数値化することで感覚的な判断を避け、冷静に比較検討できます。

OB・OG訪問で現場の声を聞く

保留期間中にOB・OG訪問を行い、実際に働いている社員の声を聞くのは非常に有効です。

確認すべきポイントは以下の通りです。

  • 入社前と入社後のギャップはあったか
  • 1日の仕事の流れはどのようなものか
  • 職場の雰囲気や人間関係はどうか
  • 入社を決めた理由は何か
  • 3年後、5年後のキャリアイメージ

企業の採用担当に「社員の方とお話しする機会をいただけませんか」と相談すれば、対応してくれることも多いです。

企業見学・職場訪問を依頼する

内定先の企業に職場見学をお願いするのも効果的です。実際のオフィスの雰囲気や働く環境を自分の目で確かめることで、入社後のミスマッチを防げます。

「入社に向けて御社への理解を深めたいと考えており、もし可能であればオフィスを見学させていただけませんでしょうか」と丁寧にお願いしてみましょう。

保留期間の延長交渉の方法

延長が必要になった場合の電話スクリプト

当初の期限までに決断できない場合は、期限の前に必ず連絡を入れましょう。

「お忙しいところ恐れ入ります。○○大学の○○です。内定の回答期限についてご相談させていただきたく、お電話いたしました。先日は○月○日まで回答をお待ちいただけるとのことでしたが、現在選考中の企業の結果がもう少しかかる見込みです。大変申し訳ないのですが、あと1週間ほど、○月○日までお待ちいただくことは可能でしょうか。御社への入社を真剣に検討しておりますので、何卒ご理解いただけますと幸いです。」

延長交渉の注意点

延長交渉は1回までが限度と考えましょう。何度も延長を繰り返すと、入社意欲を疑われるだけでなく、内定を取り消される可能性もあります。

延長を依頼する際は以下のポイントを押さえましょう。

  • 期限の2〜3日前には連絡する(期限当日はNG)
  • 延長の理由を正直に伝える
  • 具体的な日付を提示する(「もう少し」ではなく「○月○日まで」)
  • 感謝と申し訳なさを十分に伝える

内定保留の注意点

嘘の理由は使わない

「家族と相談したい」「体調を崩している」など、嘘の理由で保留を申し出るのは避けましょう。後々辻褄が合わなくなり、信頼関係が崩れる原因になります。他社の選考が残っていることを正直に伝えた方が、誠実な印象を与えられます。

保留中も連絡には即座に対応する

保留期間中に企業から連絡があった場合は、速やかに返信しましょう。連絡を放置すると「入社意欲が低い」と判断され、内定取り消しにつながる可能性もあります。

決断したらすぐに連絡する

保留期限より前に決断できた場合は、期限を待たずにすぐ連絡しましょう。承諾の場合は感謝とともに入社の意思を伝え、辞退の場合は丁寧にお断りの連絡を入れます。企業も早く結果を知りたいと思っているため、早めの連絡は好印象につながります。

保留は最大でも2社までに絞る

多くの企業を同時に保留すると、管理が煩雑になるだけでなく、各企業に対する誠意も薄れてしまいます。保留は2社程度に絞り、明らかに入社しない企業には早めに辞退の連絡をしましょう。

内定保留は決して失礼なことではありません。企業側も就活生が複数社を比較検討していることは理解しています。大切なのは、誠意を持って正直に伝えること、そして保留期間を有効に使って納得のいく決断をすることです。焦って後悔するよりも、しっかり考え抜いた上で答えを出しましょう。

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