就活の併願はバレる?正直に言うべき?面接での正しい答え方
「他にどこを受けていますか?」「当社は第何志望ですか?」――就活の面接で必ずと言っていいほど聞かれるこの質問。正直に答えるべきか、嘘をついてもバレないのか、悩む就活生は非常に多いです。この記事では、併願状況の正しい伝え方を解説します。
併願はバレるのか
結論:企業間で情報共有されることはほぼない
企業が「この就活生は他にどの企業を受けているか」を他社に確認することは基本的にありません。個人情報保護の観点からも、企業間での選考情報の共有は行われていません。
ただし、以下のケースでは注意が必要
- 同じ企業グループ内:グループ会社間で情報が共有される可能性はゼロではない
- 業界が狭い場合:特定の専門業界では人事同士が顔見知りのケースも
- 内定承諾後の辞退:内定辞退が多いと大学の推薦枠に影響する場合がある
なぜ併願状況を聞くのか
理由1:志望度の確認
企業が最も知りたいのは**「うちに本当に来てくれるのか」**です。内定を出しても辞退されると採用計画が狂うため、志望度を見極めようとしています。
理由2:就活の軸の一貫性
受けている企業の業界や傾向から、就活の軸が明確かどうかを確認しています。
理由3:選考の進捗を把握
他社の選考がどの段階にあるかを知ることで、自社の選考スケジュールを調整するためです(内定出しのタイミングなど)。
併願状況の正しい答え方
基本方針:正直に答えつつ、志望度の高さを示す
嘘をつく必要はありませんが、全てを正直に答える必要もありません。以下のバランスが理想です。
パターン別の回答例
「他にどこを受けていますか?」
OK回答:「御社と同じ〇〇業界を中心に、△△社や□□社の選考を受けています。〇〇業界で△△に携わりたいという軸で企業選びをしています。」
NG回答:「20社ほど受けています」(多すぎて軸が見えない) NG回答:「御社だけです」(嘘っぽく見える)
ポイント:
- 2〜4社程度を挙げる
- 同じ業界の企業を挙げると軸の一貫性が伝わる
- 全く違う業界の企業を混ぜると「軸がない」と思われるリスク
「当社は第何志望ですか?」
OK回答:「第一志望です。〇〇という理由から、御社で△△に取り組みたいと強く考えています。」
微妙な回答:「第一志望群です。」(第一志望と言い切れない印象を与える場合も)
第一志望ではない場合:「現在の志望度としては非常に高いです。御社の〇〇に強く惹かれており、最終的には御社の選考を通じてさらに理解を深めたいと考えています。」
ポイント:
- 本当に第一志望なら自信を持って「第一志望です」と言い切る
- 第一志望でない場合は嘘をつくのではなく、志望度の高さを別の言葉で示す
- 理由を添えることで説得力が増す
「他社の選考状況を教えてください」
OK回答:「△△社は2次面接まで進んでおり、□□社はES選考中です。」
ポイント:
- 正直に答えてOK
- 選考が進んでいることは**「他社からも評価されている」**というプラスの情報にもなる
- ただし、具体的な内定先を詳細に話す必要はない
「内定を持っていますか?」
OK回答(内定がある場合):「はい、△△社から内定をいただいています。ただ、御社の選考結果を踏まえて最終判断をしたいと考えています。」
OK回答(内定がない場合):「現時点では内定は持っていません。御社を含め、現在選考中の企業に全力で取り組んでいます。」
「第一志望です」と嘘をつくべきか
完全な嘘はリスクが大きい
「第一志望です」と答えて内定をもらい、その後辞退する就活生は毎年大量にいます。企業側もそれを理解しています。しかし、あまりにもあからさまな嘘は面接官に見透かされ、信頼を失います。
ベストな対応
- 本当に第一志望なら:「第一志望です」と言い切り、理由を具体的に述べる
- 第一志望ではないが志望度が高い:志望度の高さを具体的な理由付きで伝える
- 明らかに第一志望ではない:嘘はつかず、その企業の魅力を正直に語る
業界が異なる企業を併願している場合
軸の一貫性を説明できるようにする
「IT企業と食品メーカーを受けています」と言うと、一見軸がないように見えます。しかし、**「データを活用してビジネスの意思決定を支援したい」**という軸があれば、どちらの業界にも当てはまります。
ポイント:
- 業界ではなく**「やりたいこと」**を軸にすると、異なる業界でも一貫性が出る
- 「なぜその組み合わせなのか」を聞かれたときに即答できるよう準備する
まとめ
就活の併願状況は正直に答えるのが基本ですが、伝え方には工夫が必要です。受けている企業を2〜4社程度挙げ、就活の軸の一貫性を示しましょう。「第一志望か」と聞かれたら、本当にそうなら堂々と言い切り、そうでない場合は嘘をつくのではなく志望度の高さを別の形で伝えてください。面接官が本当に知りたいのは「どこを受けているか」ではなく、**「なぜうちを選ぶのか」**です。